忍者ブログ
腐りかけの豆が、何ヶ月にいっぺん小説を吐き出す場。 主にtwitterに生息。 せめて2ヶ月にいっぺんくらいの更新に持っていきたい。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 その日もいつも通り、神社前でバスを降りた。


 バス停のすぐ近くには小さな横断歩道があって、押しボタン式の信号がついている。

 信号の手前には、神社の本堂へ向かう、長くてまっすぐな階段が伸びていて、横断歩道と直線でつながるようにしてある。



 青を待って歩き出した私は、ふと、横断歩道の真ん中少し手前で、立ち止まった。

 考えてしたことではなかった。

 ただ、何故か立ち止まった。

 横断歩道で立ち止まったことなど、初めてだった。
 
 

 その直後。



 1〜1.5mほど前を、大型トラックが凄いスピードで通り過ぎて行った。


 もちろん、歩行者信号は青のまま。

 あと一歩、踏み出していたら。

 背筋が凍り付いた。
 


 横断歩道を渡りきって、振り返った。

 神社の階段の両側に、沢山の樹々が立ち並んでいて、ざわざわと風で揺れている。

 そして、その手前に、大きな狛犬たちが堂々と座り、こちらを見ていた。

 にっこりと、笑って。



「まだ、死ぬ時じゃないよ」



 そう言われた気がした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 これは、ほぼ私の体験したことです。
 あれは本当に怖かった。

 そんなに広い道ではなく、横断歩道は六〜七歩で渡りきれるくらい。
 いつもだったら一気に渡りきってしまうようなところです。
 本当に、普段だったら、あんなところで止まるなんてあり得ないし、ましてやトラックのことは目の前にくるまで気がつかなかった。
 不思議としか言いようのない、体験でした。

 あのときは当時つきあっていた人も近くにいましたが、彼は私の後ろを歩くようにしていたので、彼も私が止まったおかげで無事でした。

 実際、その神社にはお参り以外でもよく行っていたので、もしかしたら守ってもらえたのかなと思います。
 

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ドライヤー HOME 先生の目
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2026/01 02
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
まめがら茶
性別:
女性
自己紹介:
色んな世界の物語を書いています。
大体は異世界・現代ファンタジー。


好きな小説は、
上橋菜穂子さんの『狐笛のかなた』、
荻原規子さんの『白鳥異伝』、
香月日輪さんの、大江戸妖怪かわら版シリーズ。
和を感じられるお話が好きです。

それから、アレックス・シアラーさんの『チョコレート・アンダーグラウンド』も、何度か読み返しました。

佐竹美穂さんの挿絵が小さい頃から好きだったのですが、
小学一年生の時に上橋さんの『虚空の旅人』と一緒に
分厚い上中下巻の『封神演義』を読んだのは無謀だったかな……

絵は、一番好きなのはアルフォンス・ミュシャ、特に『黄道十二宮』です。

カウンター
ブログ内検索
最古記事
最新コメント
最新トラックバック
バーコード
フリーエリア
P R
アクセス解析